実習生へのメッセージ

手紙

看護師 川内真帆

街並み

看護師 高橋理沙

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日勤のいちにち

当院には多くの看護学生のみなさんが患者さまから看護を学ばせていただいています。学生さんは感性豊かで、一生懸命患者さまの看護を考えている姿に心を打たれることも度々。そんな未来の看護師を温かく受け入れ、学べる環境を整えるのは先を歩む私たちの使命だと考えています。 けれども私たちは何よりも患者さまの安全・安楽を護ることを一番に考えなければなりません。だから時には学生さんの思い通りにならない場面が出てくるかもしれませんが、そんな時には同じ看護の目線でなぜそうなのかを考えていきましょう。 当院ではたくさんの実習指導者が看護学生の指導をしています。指導者はさまざまな想いを持って看護学生のみなさんと向きあっていますが、ここで2人の指導者の想いを紹介したいと思います。

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学生との出会いを楽しみに

副看護師長 小林容子

副看護師長 小林容子 私は看護学生の実習を受け入れるとき、どんな学生との出会いがあるのか、毎回楽しみにしています。一生懸命に実習に取り組む学生の姿は、とても刺激になり、私たちが行う看護からたくさんのことを学んでほしいと思っています。

副看護師長 小林容子

⁂ 患者さんへの深い関心 学生には、受け持ち患者さんに深い関心を持って関わることを大切にしてほしいです。そうすることで、個別性のある看護を考えることができると思います。また、実習のなかで自分の大切にしたい看護とは何かを、見つけてくれたらうれしいですね。

⁂ 看護のすばらしさを感じてほしい 学生には、たくさんの患者さんや家族との出会いから、看護のすばらしさや奥深さを感じてほしいと思います。実習では、楽しいことや嬉しいことばかりではありません。時には、辛く悲しい場面に遭遇することもあるでしょう。悩んだときには、ひとりで抱え込ます相談してほしいです。いつも学生から気軽に声をかけられ、思いを分かち合える私でありたいと思っています。

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学生の個性を大切にし、長所を認める指導を

橋本 理恵

副看護師長 橋本 理恵 学生指導ではできないところを指摘するのではなく、学生一人ひとりの個性を大切にし、長所を認め、できるところを評価するようにしています。また答えを教えるのではなく、考え方や方向性を引き出すように導いて、看護がどんどん好きになる「きっかけ」作りができるような指導を心がけています。私たちの患者さまと接する姿や言葉がけをみて、看護の喜びや楽しさに結びつく事を学んでほしいと思います。

橋本 理恵

⁂ 患者と看護師として出会いを大切に いつも患者さまの立場になって考え、患者や家族の人生の一部に関わるような思いで看護しています。患者と看護師として出会い、その出会いが特別なものであったと思ってもらえるようにケアしています。病気だけを看るのではなく、患者さまを尊重した関わりを大切にし、何を考え、欲しているのかニーズを捉え、同時に心も癒やすことができる看護師でありたいと思っています。

⁂ 看護師はやりがいのある仕事 私は看護師という仕事にとてもやりがいを感じています。患者さまが病気を克服したり、障害を持ちながらも前向きに入院生活を送れるかどうかは私たち看護師に委ねられていると思います。患者さまとともに考え、悩むことにやりがいを感じることができる、そんな看護ができるように頑張っていきたいと思っています。
人の命を預かる仕事ですので、うれしいことや楽しいことだけではなく、つらいことや、乗り越えなければならないこと、時には悔しい思いをするかもしれません。でも、そのつらさや悔しさもすべて患者さまの笑顔や言葉が救ってくれると思います。