ナースストーリー

本

川内真帆 看護師

街並み

高橋理沙 看護師

見出し

チーム医療が当院の魅力

葉っぱアイコンチーム医療が当院の魅力

主任看護師 池田桂子

主任看護師 池田桂子 「人と接する仕事がしたい」そんな風にぼんやり考えて看護師になった私。最初は「看護師になりたい!」と強い意志を持っての職業選択ではなかったように思います。それでもこの仕事に就いて約20年、ここまで続けて来られたのは、自分に向いている職業だったのかなと思います。 私が生まれ育ったのはここ箕面市です。看護学生時代はこの地を離れたのですが、就職を考える時、地元に貢献がしたいという気持ちから、箕面市の公立病院である当院を選びました。時代の変化と共に院内の魅力も変化していますが、今、この病院のいいところは横のつながりが強く、ひとりの患者さまをチームで援助できるところだと思います。患者さまの状態に応じて、医師・看護師・セラピスト・薬剤師・栄養士など、必要に応じた職種のスタッフと一緒に、この患者さまにとって一番いい選択は何かを考えることができる環境は、仕事へのやりがいにつながっています。

葉っぱアイコン患者さまから逃げずに向き合おうと決意

これまでの看護経験において、ある患者さまのことは今も忘れることができません。 その方は50代の女性でがんの末期でした。その頃の私には、限られた命と向き合う患者さまに接することをずっしりと重く感じていました。その方も生きられる時間は限られており、接することに目には見えない重圧がありました。ある時、その方は私に「自分は死んでしまうのか」という確認をされたのですが、私はその言葉を受け流してはいけない、苦悩と闘う患者さまから逃げずに向き合わなければいけないという気がしました。そこで遠い将来ではないかもしれないです。だから残された時間を有意義に過ごすことを一緒に考えたい」と答えました。また、娘が先に逝ってしまうことを受け入れられずにネガティブな話しばかりされているお母さまにも、逃げずに向き合おうと決めました。 結局は、出来るだけベッドサイドに足をはこび、気持ちを聴いて受け止めることしかできなかったのですが、お母さまは娘が亡くなった後のことを口にされるようになり、前向きに娘の死を受け入れる準備をしてくださいました。また患者さまご本人も、最期の時をお母さまと過ごして安らかに旅立たれました。

葉っぱアイコン後輩の育成がこれからの役割

主任看護師 池田桂子

この患者さまは私に「逃げてはいけない」という事を教えてくださったように思います。看護にとってどんな援助が正解なのかはわからない部分が多々あるけれど、患者さまから逃げずに近づき、一生懸命考えることで相手も変化してくれる、それが看護のよろこびなのだということを教えてくださった、忘れられない患者さまです。 これからの私は、後輩の育成という役割を担わなければいけないと考えています。臨床指導者として看護学生や新人看護師の指導という役割をいただきましたが、それを果たしていく上で大切なのは、自分が役割モデルになることだと学びました。育ってきた環境が異なる若い人たちの考えは、私とは異なることも出てくるでしょう。しかしそんなギャップから逃げないで、口に出してわかり合おうと行動することが大切だと思います。結局、後輩の育成は患者さまへの看護と同じなのですね。 学ぶ姿勢を忘れずに患者さまに愛情を持って接し、後輩に「こんな看護師になりたい」と思ってもらえるようなモデルになれるよう、これからも日々努力を重ねたいと思います。