新人ナースの歩み

ナース

看護師 川内真帆

街並み

看護師 高橋理沙

見出し

2019年9月 座談会

箕面市立病院に就職して3年目の3人に今までの歩みや、現在の心境を語ってもらいました。
・藤川麻奈さん(内科病棟)京都光華女子大学
・織本花那さん(集中治療室)豊中看護専門学校
・鈴木智郷さん(産科病棟/助産師)白鳳短期大学

箕面市立病院を選んだ理由は?

藤川:当院が掲げる「患者さまが主役」というモットーが、すごく心に響いたからです。就職活動で病院見学をした時、実際に働く先輩方が心から患者さまに寄り添っている姿を見て、さらに感動。何より、皆生き生きと楽しそうに働いている姿が印象的で、「ここにしよう!」と決めました。

鈴木: 私は2歳のころから箕面育ち。何度か救急外来や一般外来でお世話になったことがあり、いつも「看護師さんの雰囲気がいいな」と感じていました。箕面市に対して、医療で恩返しをしたいという気持ちもあり当院を選びました。

織本:私の地元は吹田市。当院が立地する箕面市は近いので、通勤時間が短いことは、朝ゆっくりしたい私にとってはかなりの魅力でした。後で実感しましたが、看護師同士で助け合う雰囲気があり入職して本当によかったと思います。

どのようにステップアップしましたか?

織本:当院は、クリニカルラダー制度やプリセプターシップ制度など、1年、1年段階に応じてステップアップできる教育が行われています。リーダーシップ研修やIVナース研修といった、いろいろな院内研修制度も整っています。おかげで、無理なく段階的にキャリアアップできていると実感しています。

鈴木:織本さんも触れていますが、当院は本当に皆で助け合う雰囲気があると思います。着実に成長できるよう、入職後からしっかりとしたカリキュラムを組んでいて、助産師として成長することができました。上司を含めて周囲の先輩方、全員に育ててもらった感じです。

藤川:特に新人1年目は、プリセプターの先輩が、とにかくそばに居てくれて。不安や心配事など何でも相談することができたので、すごく助かりました。普段の業務でも、他の先輩方がフォローしてくれます。皆さんが言うように、「全員で育ててもらえる」のが当院の大きな特徴だと思いますね。

織本:そんな恵まれた環境のおかげで人間的にも成長でき、3年目の今は、所属する集中治療室のいくつかあるチームのリーダーを任せてもらっています。

藤川:私は今年から、病棟のリーダー業務を担当できるようになりました。スケジュールの把握などチームの管理業務が主な仕事で責任も大きいですが、その分やり甲斐も充分。「頑張ろう!」という気持ちで毎日過ごしています。

鈴木:お産技術の上達には実践を積み重ねることが大事ですが、10月には初めての院外研修を経験。これからも、いろいろな現場を経験しレベルを上げていきたいです。

入職して3年経った、素直な感想は?

藤川:やっと、自立できたかなと感じます。今は、何事にも主体的に行動できるようになりました。これも、新人の期間だけでなく、成長の段階ごとに周囲の先輩方がサポートしてくれたからでしょう。本当に感謝しています。

織本:集中治療室は患者さまの回復が目に見えてわかるため、重症だった方が退院されるときは感動もひとしお。リハビリや薬剤師など、患者さまに関わるさまざまなスタッフと連携することで刺激を受け、毎日が充実しています。

鈴木:3年経って、ようやく助産師として独り立ちできるようになった。それが、素直な感想です。出産された方が、「本当に生んでよかった」と、涙ぐんでおっしゃる姿に接すると、助産師になって心からよかったなと思いますね。

看護師・助産師としての、これからの目標

藤川:患者さまに安心感を与えられる看護師になること。先輩方のような理想の看護師を目指して頑張ります。

鈴木:今は業務をこなすことで精一杯。もっと余裕を持って患者さまに接することができる助産師になりたいです。

織本:患者さまの一番の理解者になることでしょうか。「織本さんでよかった」と感謝していただける看護師になるのが目標ですね。