新人ナースの歩み

ナース

看護師 川内真帆

街並み

看護師 高橋理沙

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2022年10月 座談会

入職して半年の新人ナースの皆さんに、看護師として頑張る現在の心境を語ってもらいました。

M・Uさん(集中治療室)大阪医療看護専門学校
A・Sさん(小児科)四條畷学園大学
H・Sさん(産婦人科)藍野大学短期大学部

看護師を志望した理由は?

A:中学生の時に、初めて入院をしました。当時は不安で不安で。そんな時、私が寝つくまでずっと看護師さんが側に付きそってくれて「私も、こんな人になりたい!」と、看護師をめざすようになりました。

M:小学生の時に通院していたんですが、テキパキ対応しながら優しく接してくれる姿に感動。看護師になりたいと考えるようになりました。私の場合、母も看護師。職業として身近に感じていたことも理由です。

H:私は、昔から病院とは縁がない超健康優良児(笑)。看護師をめざすようになったのは、医療ドラマでの看護師のカッコいい姿に憧れたのがきっかけですね。人の助けになる仕事がしたいと思っていたので、ぴったりだなと。

入職して半年、成長したことは?

A:もともと、子どもが好きで小児科に入りたかったんです。希望通りの職場に配属されたのですが、最初は泣き叫ぶ子たちに、どう対応したらいいいのか分からなくて。先輩の接し方を参考にしながら徐々に慣れていきました。今では、声かけしてあやしながら採血もできるようになりました。

M:私は、集中治療室勤務なので、コミュニケーションで戸惑うことがありました。Aさんと同じように、先輩方がどのように声を掛け患者さんと関わっているのか学ぶ中で実践できるようになりました。最初は時間もかかっていた、ケアやバイタルサインチェックなど、その患者さんに合わせてスムーズにできるようになったのも成長点ですね。

H:知識や技術が習得できたこともそうですが、看護師としての自覚が持てるようになりましたね。私の病棟は、産婦人科以外の一般女性病棟も担当しているのですが、一度、病状が急変し亡くなられた患者さんがおられて。命を扱う私たち看護師は、常に細心の注意をはかることが重要であることを学びました。

ここまで頑張ることができたのはなぜ?

A:やはり、患者さんと、そのご家族からの「ありがとう」の言葉が一番のモチベーション。これからも、しっかりと傾聴して皆さんの不安を取り除く努力をしたいと思いますね。

H:当院は、本当に研修制度が整っているんです。新人ナースには、メンタルヘルス研修があり、自己のストレスに対してどうケアすればよいかなどのアドバイスも受けました。先輩やプリセプターとの面接も定期的にあり、モチベーションをキープできていると思います。

M:「とにかく先輩が優しいから」頑張れる理由はこれにつきます。あとは、AさんやHさんなど同期との“絆”かなと。ロッカーで「おはよう」と一言話すだけでも、「みんな頑張ってるんだな、私も頑張ろう」と思えますね。

これからの目標をお願いします!

A:私は学生の頃まで、自分から動かないタイプでした。それではダメだと、入職してから積極的になったんです。その姿勢をずっとキープしてもっと成長して、患者さんとご家族に安心感を持ってもらえる看護師になりたいですね。

M: 通院していた子ども時代に、励ましてくれた看護師さんのようになるのが目標。目の前の一つひとつのことが正確に処理できるよう、全力投球したいと思います。今の集中治療室での業務を、もっと突き詰めていきたいですね。

H:最近は、採血がうまくできたりすると「私、看護師してるやん!」って自慢に思うことも(笑)。でも、当然、まだまだひよっこです。技術も正確で患者さんの心のケアも万全にできるようになり、最終的には憧れの救急救命の現場へ…。そんな目標に向かって頑張ります!