新人ナースの歩み

ナース

看護師 川内真帆

街並み

看護師 高橋理沙

見出し

2023年6月 座談会

課題をクリアしながら、入職3ヶ月で着実に成長している新人ナースの皆さん。現在の心境を語ってもらいました。
Aさん(小児科)大阪医療看護専門学校
Bさん(集中治療室)大和大学
Cさん(産科・婦人科・内科・眼科)梅花女子大学

箕面市立病院を志望した理由は?

A:叔母が救急の現場で働いており、その姿に憧れていました。私も、患者さんが回復する過程に看護師として携わりたい。そんな風に考え、急性期の病院で働きたいと当院を志望しました。看護局の「患者さまが主役」の看護という理念に強く共感したことも理由です。

B:まず、看護師になりたいと思ったのは母の影響がかなり強力で(笑)。医者の子は医者を目指すのと同じで、ごく自然に看護師になろうと考えていました。当院は、母に勧められたことも志望理由のひとつですが、自分の場合も看護理念が心に響いたことが大きいです。しかも、地元の箕面市ですし。

C:私も地元が箕面市。それと、将来的に移転して新しい病院で働けるということも決め手になりました。離職率が低いということも聞いていたので、長く働ける環境のよさにも魅力を感じましたね。

入職して3ヶ月、成長したことは?

B:ドラマを見て単純にかっこいいと、集中治療室を希望しました。でも実際に現場に立ってみると、まったく何もできなくて。自分のあまりの出来なさに、打ちのめされました。今は、予測して事前にすべきことを確認できるようになりました。また、朝の先輩看護師との情報共有の場でも、タイムスケジュールや患者情報をまとめて伝えられるようになり、成長していることを実感しています。

C:そうなんですよ。私も、大学の実習では結構手応えを感じていたのに、実際の現場では思った以上に何もできなかったです。職場は婦人科病棟ですが、専門知識を自分で調べて学んだり、先輩に聞いたりして“知識と実践”がかなり近づいてきていると実感しているところです。

A:今は小児科で、沐浴や点滴・オペの準備など、ひと通りの看護を経験できています。小児科では、じっくり看護ができるのではと考えていましたが、緊急入院も多く想像以上に忙しいです。最初は、点滴をセットするのさえ四苦八苦。ようやく実施許可が出て、輸液管理は自立できています。
でも実は、社会人となり規則正しい生活ができるようになったのが一番の成長かも(笑)。

箕面市立病院のよいところは?

C:まず、プリセプターさんがしっかりついてくれるので安心ですよね。
入職直後は本当に不安でいっぱいでしたが、面談で一緒に毎月の目標を考えて頂いたり悩みを話したり。他の先輩方や師長さんも優しく、大切に育てて頂いていると感じています。同期とも仲がよく、朝出勤したら皆で「今日も頑張ろうね!」と励まし合うのが日課となっています。

A:本当に看護師の先輩方は皆、優しいですよね。どんなに忙しくても、丁寧に接してくれますし。それに当院は、ドクターや他の医療スタッフの方々も、いつも新人に対して細やかに気をかけてもらっています。最初、何もできないことで居場所がないと勝手に感じ落ち込んでいたとき、「大丈夫?しんどいよね」「困ったことがあれば相談にのるよ」と声をかけていただき、精神的に救われました。

B:周囲の皆さんからの“あたたかい声かけ”は、すごくありますよね。自分自身も、それで何度も励まされました。あとは、院内研修も充実していると感じます。業務後に、最新機器の講習などが開催されるので、とても勉強になります。

これからの目標をお願いします!

C:いろいろなことを先輩から吸収し、看護に自信が持てるようになることが目標。将来的には、訪問介護などで地域の医療に貢献したいですね。

B:ICUは重症の患者さんが多いので、状態の急変に気づくことが求められます。いち早く異常を察知し、素早く対応できる看護師になりたいです。

A:今はまず、分からないことをひとつずつ解決している段階です。長期的な目標は、個々の患者に合わせたアセスメントができる看護師になること。頼れる看護師を目指して頑張ります!