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救急総合診療部のエピソード

救急総合診療部は・・・ 家族も忘れずケアします!

外来師長 亀川祐子

外来師長 亀川祐子  当診療部には、1秒を争う患者さまが運ばれてきます。患者さまを救うためには、チームで連携しながら冷静に、かつ俊敏に対応することが大切ですが、全員が患者さまだけに向いてしまうのではなく、ドアの外で大きな不安を抱えている家族を常に想い、家族へのケアを忘れないように配慮することも重視して看護を提供しています。 そんな当診療部で、比較的落ち着いた状態で受診された、ある患者さまとご家族のエピソードをお話しします。

外来師長 亀川祐子

その患者さまは、ある疾患による強度の痛みのため受診されました。即入院が必要な患者さまでしたが、そのかたには身重で出産を1ヶ月後に控えた奥さまがおられたのです。奥さまを1人にできないということ、生活のためには仕事を休職できないということから、入院を強く拒否されました。その場に居合わせた私は、患者さまと奥さまと一緒に話し合いを持ち、最後には互いが納得して入院することになりました。入院中は時折診療部をのぞきに来て「あのとき看護師さんが入院を勧めてくれなかったらどうなっていたか・・・」と感謝の気持ちを述べてくださり、私はとても嬉しく思いました。 救急の場面では、患者さまとはその場限りの付き合いです。入院して回復されても、私たちの顔を覚えてくださっていることはほとんどありません。そんな中で、たまにはこんな個人的な関わりができることに喜びを感じながら、私たちは日々看護を提供しています。