ナースストーリー

本

看護師 川内真帆

街並み

看護師 高橋理沙

見出し

当院は看護師の層が厚く、頼りになる先輩方がいつも支えてくれる

葉っぱアイコン先輩から多様な学びをしたかった

認定看護師 荒賀美幸

認定看護師 荒賀美幸 子どものころから保育士か看護師になりたいという夢を持っていた私ですが、中学で現実的に将来の職業を考えたとき、少子高齢化の社会では看護師の資格を持つことが有利だと考えこの道に進もうと決めました。 中学3年生の秋に、高校の衛生看護科の見学に行ったのですが、高校に足を踏み入れると白衣を着て頼もし姿の先輩の姿があり、当時の自分とほとんど年が変わらないにもかかわらず、高校生がとても偉大に感じたことは今でも印象に残っています。そんな先輩方に憧れを抱き「この学校に入ったら私もこんな風になれるのか」と思った私は衛生看護科に進学。そして高校卒業後に専攻科を経て看護師になりました。 はじめて就職したのは急性期の民間病院。その病院は若いスタッフが多く、「ここで働いていると、急性期看護の知識や技術が身につくけれど、先輩からいろんな価値観を学ぶことは出来ない」と感じたのです。そこで2年間の経験を積んだ後、当院に転職することにしました。

葉っぱアイコン当院で組織で働く意味を学ぶ

私はこの地域で生まれ育ち、当院は小さいころから知っている身近な存在でした。だからこの病院で、地元住民に密着した看護がしたいと考えて当院への転職を選んだのです。 転職して感じたこの病院の良さは、組織がしっかりしているということ。ひとりの意見で簡単に流されず、意見に対しては多方面から検討して決定、そして決定したことは組織全体で共有するという仕組みが新鮮でした。 組織の一員として行動することの意味や、自分の意見は責任を持って発言することを当院で学んだように思います。 これまで整形外科の病棟を経験し、外科病棟に異動。そして今は小児科にも携わっています。当院の外科病棟の特長は、がん患者さまが多く、何度か入院を繰り返して、ターミナルになる方もおられるというところ。その人の人生に関われる看護が魅力のように思います。 がんの治療を行いながらも、中にはがんが進行して治癒が困難になる方もいるのですが、そんな方が私に「最期の場所をどこで過ごすか」を相談してくださることもあり、家族ではない私に「自分の死」にまつわる重要な相談をしてくださることに、看護の責任と喜びを感じてきました。

葉っぱアイコン先輩から多様な学びをしたかった

認定看護師 荒賀美幸

看護の仕事のやりがいは、多くの人と接することができること。しんどいこともありますが、いろんな人と出会えることはこの仕事のいいところだと思います。 この病院のいいところは、看護師の層が厚く、頼りになる先輩方がいつも支えてくれるところ。これまでいろんなことがあっても乗り越えてこられたのは、何かあれば相談できる先輩がいるので、多くのヒントや勇気をいただけたおかげだと思っています。 今は主任という役職ですが、それ以外に院内研修の担当もしており、年間スケジュールに従って、具体的に研修内容を企画したり、講師をしたりするのが私の役割。看護観や看護倫理の分野を任されているのですが、研修をとおして自分の看護をふり返り「何が看護なのか?」が考えらえる看護師に育ってほしいと思います。 よく看護師は「もっと患者さまの傍にいたい」と言うのですが、看護師が傍にいるとはどういうことか、傍にいることを看護にするには?など、深く考えられる関わりをするようにしています。とはいえ私にも課題は山積みで、勉強することがいっぱい。一緒に看護を深く問いながら「看護師になってよかった」と思えるスタッフを増やし、私自身もそう思い続けたいと考えています。

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生まれ育った大好きな箕面市に貢献したいと思います

葉っぱアイコン生まれ育った箕面市に貢献したかった

看護師 井上直美

主任看護師 井上直美 私は物心ついたときから「将来は看護師さんになりたい」という夢をもっていました。そして高校生の頃看護体験に参加しましたが、初めて白衣に袖を通した感激と患者さまからいただいた笑顔が心に残り、看護師を目指そうと決めたのです。大好きだった祖父の最期に感じた「何もしてあげられなかった」という心残りも、この道をめざす動機になったのかもしれません。 箕面市は私が生まれ育った街であり、私が産まれたのは当院です。そんな箕面市で、私が産まれたこの病院で働き、地域に貢献したいというのが当院への就職を決めた理由です。大好きな箕面市の人たちと触れ合いながら仕事ができる今を、とても幸せに思います。

葉っぱアイコン患者さまからいただく言葉が力に

当院のいいところは、看護師ひとり一人が患者さまに寄り添って看護をしているところ。私は手術室に勤務しており、患者さまと病棟看護師の関係を客観的に見ることができますが、患者さまが看護師を慕っている姿、看護師が心から患者さまのことを想っている姿に感動する場面が多々あります。 これまで手術室で看護をしていてうれしかったのは、「ありがとう。あなたに会えてよかった」という患者さまからの言葉。手術室では患者さまとゆっくり話すことはできませんが、術前訪問で顔を合わせ、手術当日に再会して安堵の表情を見せてくださると喜びを感じ、頑張ろうという力になります。

葉っぱアイコン自分だったらどうだろう?と考えていきたい

看護師 井上直美

手術室の看護は、患者さまの代弁者になることが大切です。だからいつも「もし自分だったらどうだろう?」と考えながら、プライバシーの配慮とともに、皮膚トラブルや神経損傷を防止できる配慮をしていきたいと思います。 また、術野を見て予測しながら必要な器械を医師にスムーズに渡すのは、手術時間を最小限にしてリスクを軽減する患者さまへの大切な看護。そのため術式や解剖の知識をつけてスピーディーに器械が渡せるように、もっと勉強しなければいけないと思っています。 そして忘れたくないのはいつも笑顔を絶やさないということ。私たちにとっては日常でも患者さまにとって手術は特別なことだから、大きな不安を少しでも和らげていただけるように、いつも笑顔で患者さまに向きあえる看護師でありたいです。